「カメラを仕掛けておけば、浮気の証拠が残るのではないか」——そう考えて検索される方は少なくありません。実際に浮気調査でカメラを自宅に設置する方法は存在します。ただし、自分で置く場合と探偵業者が行う場合では、適法性・証拠としての使い方・失敗の起き方が大きく違います。
当社(ラクーン探偵社)では、このカメラを設置して記録する調査を「リモート調査」と呼んでいます。おそらく、初めて聞く言葉だと思います。試しに検索していただくと分かりますが、「リモート調査」で出てくるのは国税庁の税務調査や医薬品の適合性調査の話ばかりで、探偵の調査方法としてこの言葉を説明しているページは、ほとんど見つかりません。
つまり、選択肢として存在しているのに、比較の対象にすら入っていないのが現状です。浮気調査を調べると出てくるのは「尾行・張り込みで何日、いくら」という話ばかりで、費用も数十万円という数字が並びます。その前提が、そもそも一つしかない前提なのかどうか。この記事はそこを説明するために書いています。
長い記事になりますので、先に要点だけ置いておきます。
- リモート調査とは、調査員が現場に張り付き続ける代わりに、探偵仕様に特殊改良した監視カメラを設置して記録する調査方法です。
- 調査員の長時間拘束がないため、費用が時間で積み上がりません。当社は77,000円/24時間(交通費・経費は実費)です。
- 尾行中の「見失う」「近隣に不審に思われる」「引き継ぎが漏れる」といった人の判断に起因する失敗が、構造的に起きません。
- そのかわり移動先は追えません。誰とどこで会っているかを押さえるには尾行が必要で、実務では両者の併用が現実的な解になります。
- 自分でカメラを置くことはおすすめしません。設置場所によっては法律に触れる可能性があり、何より一度気づかれると、以降どんな方法を取っても難しくなります。
まだ探偵に相談するかどうかを決めていない段階の方は、12の質問で答える無料のセルフチェックから試していただけます。無料・匿名で、回答は当社に送信されません。
なぜ「リモート調査」という言葉を知らないのか
ご存じないのは当然です。理由は3つあります。
検索しても探偵の話が出てこない
「リモート調査」という言葉は、すでに別の業界で使われています。国税庁が2022年から試行しているリモート税務調査、医薬品の適合性調査をオンラインで実施する手続き、マーケティングのリモートリサーチ(オンラインでの消費者インタビュー)。検索候補にも、これらの用語が並びます。
そのため、この言葉から探偵の調査方法にたどり着くことは、まずありません。当社がこの呼び方を使っているのは、「人が現場に行かずに、遠隔で記録を取る」という性質をそのまま表す言葉だからですが、一般的な検索語としては機能していないというのが実情です。
探偵業界でも呼び方が統一されていない
同じような手法は他社でも部分的に行われていますが、呼び方がばらばらです。「定点撮影」「定点カメラ調査」「機材設置調査」「カメラ設置型調査」「張り込みカメラ」など、事務所ごとに違う名前で案内されています。名前が揃っていないので、横に並べて比較することができません。
加えて、多くの事務所では「尾行・張り込みのオプション」として扱われていて、独立した料金プランになっていないことが多いです。そうすると料金表にも出てこないので、依頼を検討する側からはそもそも選択肢として見えません。
「浮気調査=尾行」というイメージが強い
ドラマや報道で目にするのは、車の中から望遠レンズで撮影する場面です。そのイメージが強いため、浮気調査を検討するときの前提が最初から「尾行にいくらかかるか」になります。相場を調べれば数十万円という数字が出てきますし、「1日だけで10〜15万円」という説明もよく見かけます。
その金額を見て、「無理だ」と思って調べるのをやめてしまう方が一定数いるというのが、私たちが相談を受けていて感じているところです。実際にご相談の中で「そんな方法があるなら最初から聞きたかった」と言われることがあります。だからこの記事を書いています。
まず前提:自分でカメラを設置しようと考えている方へ
「浮気調査 カメラ おすすめ」という検索が多いことからも分かるように、まず自分でやってみようと考える方は多いです。気持ちとしては当然ですし、費用もかかりません。ここを飛ばして業者の話だけをするのは不誠実だと思うので、先に整理します。
自宅に自分でカメラを置くこと自体は、一般に問題になりにくい
自分が住んでいる家に、防犯目的でカメラを置くこと自体は、一般に問題になりにくいとされています。留守中の子どもやペットの様子を見る、高齢の家族を見守る、といった用途で広く使われている機器と同じものです。家庭用の見守りカメラが普通に売られているのは、そういう理由です。
ただし、設置する場所と、写る相手によって、話は大きく変わります。「自宅だから何をしてもいい」ということではありません。
法律に触れる可能性がある4つのパターン
- 自分に権原のない場所への設置。他人の住居・敷地、相手が単独で借りている部屋、相手の親族の家など。立ち入った時点で住居侵入に当たる可能性があり、取り付けの方法によっては器物損壊の問題にもなり得ます。
- 自分が使用していない車両への設置。名義も使用実態も相手だけの車に何かを取り付ける行為です。同じく器物損壊などを指摘される可能性があります。
- 位置情報を取得する機器の取り付け。2021年に改正されたストーカー規制法により、相手の承諾なくGPS機器等で位置情報を取得する行為は規制の対象とされています。「浮気調査 gps」「airtag 浮気調査」といった検索が多い部分ですが、ここは特に注意が必要です。
- 第三者が広く写り込む設置。共用廊下、道路、隣家の窓が入る画角など。無関係な方が継続的に写る状態は、プライバシー侵害を指摘される可能性があります。
ある行為が違法かどうかは、目的・方法・場所・関係性・写った相手の範囲など、個別の事情によって判断が変わります。ここでは一般的な枠組みをお伝えするにとどめますので、具体的なご事情の判断については弁護士にご相談ください。依頼前にやってはいけない行為の全体像は配偶者のスマホを見るのは違法?GPSは?浮気調査の前にやってはいけないことでまとめています。
法律の前に、実務の壁がある
適法な範囲で設置できたとしても、「記録が残る」ことと「使える記録が残る」ことは別です。市販のカメラを自分で置いた場合、次のことが起きがちです。
- 画角と高さが合っていない。写ってはいるが、顔が小さすぎて誰なのか判別できない。あるいは頭頂部しか写っていない。カメラは人間の目より画角が狭く、思ったより「入らない」ものです。
- 夜間が写らない。夜になると真っ暗で何も分からない。逆に赤外線で照らすタイプは、暗闇で赤い発光点が見えるため、そこに機器があると気づかれます。
- 電源が持たない。電池式は想定より早く切れます。「肝心の日の分が記録されていない」という失敗はよくあります。
- 動体検知が反応しすぎる。カーテンの揺れ、光の変化、通行人。必要な場面が膨大な記録に埋もれて、確認だけで何時間もかかります。
- 保存容量で上書きされる。古い記録から自動で消えていく設定のまま放置し、必要な日の分が消えていた、というケースです。
- 時刻がずれている。初期設定のまま使うと、記録された日時が実際と合っていないことがあります。日時が特定できない記録は、価値が大きく下がります。
- 相手に見つかる。これが最も重い問題です。
一度気づかれたときに、何が起きるか
ここは強調しておきたいところです。カメラや調査の存在に気づかれると、その後の選択肢が一気に狭まります。
- 行動パターンを変えられる。それまで自宅に呼んでいたなら、呼ばなくなります。
- 連絡手段を変えられる。消去する、別のアプリに移す、端末を分ける。
- 警戒が常態化する。以降、探偵が尾行に入っても察知されやすくなります。
- 関係の話し合いが、「浮気の事実」ではなく「盗撮されたかどうか」の争いにすり替わることがあります。
最後の項目が、実務ではいちばん厄介です。本来確認したかったことから話が逸れてしまい、しかもご自身の立場が弱くなります。費用をかけずに試した結果、あとからかかる費用と時間が増えてしまう——これが「まず自分で」を選びにくい理由です。
リモート調査とは何か——張り込みをカメラに置き換える調査方法
リモート調査は、調査員が現場に張り付き続ける代わりに、探偵仕様に特殊改良した監視カメラを設置して記録する調査方法です。人が現場にいる時間を、機材が記録している時間に置き換える、という考え方です。
「遠隔で見ているだけ」と思われるかもしれませんが、実際の作業量は設置の前後に集中しています。順番に見ていきます。
現場で実際にやっていること
- 打ち合わせ。何を確認したいのか、どこに設置できるのか(ご依頼者の権原が及ぶ範囲はどこまでか)を確認します。ここで適法に設置できないと判断したら、そうお伝えします。「とりあえず付けてみる」はしません。
- 下見。可能な場合は事前に現場を見ます。建物の構造、人の出入り、光の入り方、近隣からの視線。ここで設置場所の当たりを付けます。
- 設置。画角・高さ・光の条件を現場で調整します。ここが結果をほぼ決めます。詳しくは次の項に書きます。
- 記録。24時間、連日で記録を続けます。人が張り込んでいないので、待機時間という概念がありません。何も起きていない時間に費用が積み上がることもありません。
- 確認と中間報告。記録を確認し、必要なら角度の再調整や期間の延長をご提案します。逆に「もう十分です」とお伝えすることもあります。
- 回収。機材を回収します。設置と同じく、周囲に不自然に見えないタイミングを選びます。
- 報告。日時が特定できる形で報告書にまとめます。必要に応じて弁護士事務所へお繋ぎすることもできます。
設置のときに見ている5つの条件
自分で置く場合との差がいちばん出るのが、ここです。
- 画角。誰が写るのかではなく、「顔が判別できる大きさで写るか」を見ます。玄関先なら人が立ち止まる位置、車なら乗降する位置。人が通過するだけの場所は、意外と使えません。
- 高さと角度。高すぎれば頭頂部しか写らず、低すぎれば機器が視界に入ります。顔が写る角度と、機器が目に入らない位置の両方を満たす範囲は、実際にはかなり狭いです。
- 光の条件。昼と夜で条件が変わります。逆光になる時間帯、街灯の位置、玄関灯が点く時間。夜間の記録が必要なら、発光点が見えない方法で夜間の画質を確保できるかが鍵になります。
- 電源と記録の継続性。24時間・連日を切らさずに記録できるか。ここを機材側で解決してあるのが、市販品との実質的な違いです。
- 目立たなさ。対象者だけでなく、近隣の方から見て不自然でないかも見ます。住人が「見慣れないものがある」と話題にすれば、結局伝わります。
この5つを同時に満たす場所を探すのが、設置作業の中身です。「カメラを付けるだけ」ではありません。
探偵が使うカメラの種類と、特殊改良している点
「探偵 カメラ」で検索すると、小型カメラ・望遠レンズ・夜間対応といった話が出てきます。ただ、これらは用途がまったく違うものが同じ棚に並んでいる状態です。整理しておきます。
用途で3つに分かれる
- 望遠タイプ——離れた場所から撮るためのもの。尾行・張り込みで使う機材です。人が構えて狙う前提なので、設置して放置する用途には向きません。
- 小型・携帯タイプ——ペン型、腕時計型など。人が身につけて持ち歩くものです。これも人がいる前提の機材です。
- 設置タイプ——固定して記録し続けるもの。リモート調査で使うのはこれです。市販の防犯カメラと同じカテゴリですが、後述の条件が違います。
「浮気調査 カメラ おすすめ」で出てくる商品の多くは、上の2つ(望遠・小型携帯)です。つまり「人が現場に行って使う」前提の機材で、自宅に置いて放っておく用途とは設計が違います。ここが噛み合っていないまま買ってしまうケースをよく見ます。
「探偵カメラは違法なのか」という疑問について
よく検索されている点なので触れておきます。小型カメラや防犯カメラという機器そのものが違法なわけではありません。家庭用の見守りカメラとして普通に流通しています。
問題になるのは使い方です。前述のとおり、自分に権原のない場所に設置する、他人だけが使う車に取り付ける、無関係な第三者が広く写る画角にする、位置情報を承諾なく取得する——こうした使い方が、法律に触れる可能性のある行為として問題になります。機器の種類ではなく、どこに置いて何を写すかで判断が変わるということです。具体的なご事情の判断は弁護士にご相談ください。
当社が使っている機材と、特殊改良している点
市販の防犯カメラをそのまま置いているのではなく、探偵の現場で必要な条件に合わせて特殊改良を加えたものを使っています。市販品と何が違うのかというと、次の点です。
- 夜間に発光点を出さない。市販の夜間対応カメラは赤外線LEDで照らすため、暗いところでレンズ部分が赤く光って見えます。夜間に人が通る場所では、これが致命的になります。発光を出さずに夜間の画質を確保できるかどうかが、設置場所の選択肢を大きく左右します。
- 24時間・連日を切らさない。電池切れ、記録容量の上書き、通信の途切れ。市販品で最も多い失敗要因をここで潰しています。
- 記録の日時が信頼できる。報告書は日時が特定できることに価値があります。時刻がずれた記録は、確認した内容の裏付けとして弱くなります。
- 形状と大きさ。設置場所に対して不自然に見えないこと。対象者だけでなく、近隣の方から見て「見慣れないものがある」と思われないことが条件になります。
この4つは、どれも「高性能なカメラを買えば解決する」ものではありません。探偵の現場で何が問題になるかを知っていないと、そもそも要件として出てこない項目です。当社では同業者への機材提供や講習も行っています。詳しくは独自のIPカメラについてでご覧いただけます。
リモート調査の利点1:人件費が積み上がらないので、費用の構造が変わる
尾行・張り込み型の費用はこう決まる
尾行・張り込み型の浮気調査の費用は、基本的に「単価 × 調査員の人数 × 時間 + 諸経費」で決まります。料金プランの見せ方(時間制・パック制・成功報酬制)は事務所によって違いますが、中身はこの式です。費用の考え方そのものについては浮気調査の費用相場と料金体系3タイプで整理しています。
ここで重要なのは、人数と時間の両方が掛け算で乗ってくることです。対象者に気づかれずに尾行するには2〜3名体制が基本とされています。徒歩と車の両方に対応する、対象者が振り返ったときに交代する、建物の出入口が複数あるといった事情があるためで、これは削れない部分です。
いちばん効いてくるのは「待機時間」
そして、何も起きていない待機時間も、同じように費用が発生します。これは事務所が不当な請求をしているのではなく、調査員がその時間を拘束されているからです。
問題は、いつ動くか分からない状態で尾行を頼むと、待機時間の割合が一気に増えることです。「今週のどこかで会っているはず」という状態で1日張り込んで、何もなければ、その1日ぶんの費用がそのままかかります。そして翌日も同じことになります。
ご相談で多いのが、まさにこの状態です。曜日も時間帯も特定できていない。この段階で尾行から始めると、費用が読めません。
リモート調査の費用はどこにかかるのか
リモート調査で費用がかかるのは、主に機材費と、設置・回収の作業です。記録している24時間のあいだ、調査員は拘束されていません。そのため時間が延びても費用が比例して増えません。
当社の料金は次のとおりです。
- リモート調査プラン:77,000円/24時間(機材費・設置作業込み。交通費・経費は実費)
- 通常調査プラン(尾行・張り込み):19,800円/時間・最低3時間稼働+車両機材費22,000円(交通費・経費は実費)
詳細は調査料金のページをご覧ください。なお、当社では出張料金という名目の費用はいただいていません。かかるのは交通費などの実費のみで、その範囲は見積もりの段階で書面でご確認いただけます。
3つのケースで当てはめてみる
抽象的な話になりがちなので、上の料金表に当てはめた計算例を挙げます。あくまで料金表への単純な当てはめで、実際の金額は現場の条件によって変わります。正確な金額は無料の見積もりでご確認ください。
ケースA:「今週の金曜、19時ごろに会うらしい」と分かっている
日時が特定できていて、外での接触を押さえたい場合です。4時間の尾行なら 19,800円 × 4時間 = 79,200円、これに車両機材費 22,000円を加えて101,200円+実費という形になります。
この場合は尾行のほうが適しています。カメラでは移動先が追えないため、その日に外で誰と会っているかは分かりません。リモート調査を選ぶ理由がありません。
ケースB:「いつ動いているのか、まったく分からない」
曜日も時間帯も読めない状態です。仮に1日12時間の尾行を3日間行うとすると、19,800円 × 36時間 = 712,800円、車両機材費が3稼働で 66,000円、合計778,800円+実費になります。しかも3日とも何も起きない可能性があります。
同じ3日間をリモート調査で記録すると、77,000円 × 3 = 231,000円+実費です。さらに、記録から動きのある曜日・時間帯が見えてくれば、次はその時間に絞って尾行を入れられます。4時間の尾行を1回足しても、合計は33万円程度に収まります。
この「いつ動くか分からない」状態が、リモート調査がいちばん効く場面です。そして、ご相談の入口として最も多い状態でもあります。
ケースC:「留守にしている時間に、誰か家に来ているのではないか」
自宅への出入りを確認したい場合です。これはカメラの得意分野そのもので、リモート調査1回77,000円+実費から始められます。尾行では、そもそもご依頼者が留守のあいだの自宅を見張ることになり、時間も人数もかかります。
「浮気調査 自宅 カメラ」「浮気調査 家 カメラ」と検索される方の多くが、このケースだと思います。
ケースD:「もう何か月も続いている気がする。継続していることを示したい」
1回きりではなく反復していることを記録したい場合です。尾行でこれをやると、日を変えて何度も稼働することになり、1回あたり3〜4時間でも回数が積み上がります。仮に4時間の尾行を5回行えば、19,800円 × 20時間 = 396,000円に車両機材費 110,000円が加わり、506,000円+実費という規模になります。
リモート調査で期間を空けて5回記録するなら、77,000円 × 5 = 385,000円+実費。差は約12万円ですが、それ以上に大きいのは記録される情報量です。尾行は稼働した4時間ぶんしか記録がありませんが、リモート調査は24時間 × 5回 = 120時間ぶんの連続した記録になります。頻度や曜日の傾向を示したい場面では、この差が効きます。
繰り返しになりますが、これは料金表への単純な当てはめです。実際の回数や条件はご相談のうえで決めますし、途中で「もう十分です」と判断できれば、そこで止められます。
ここまでで「自分はどのケースに近いか」が見えてきた方は、リモート調査の案内ページにプランの条件をまとめています。
リモート調査の利点2:人の判断が挟まらないので、そこに起因する失敗が起きない
費用の話と並んで大きいのが、こちらです。
尾行・張り込みで失敗が起きる場面
尾行・張り込みは人が行う作業です。だからこそ、人の判断が結果を左右します。「探偵 張り込み バレバレ」「探偵 張り込み 見破る」といった検索が多いのは、この不安の表れだと思います。実際に失敗が起こり得る場面を挙げます。
- 距離の判断ミス。近づきすぎて顔を覚えられる、離れすぎて見失う。この幅の見極めが尾行の技術の中心です。
- 信号・電車・エレベーターでの分断。1本の差で対象者を失います。乗り換えの多い駅では、階段を1つ選び間違えるだけで終わります。
- 張り込み場所の問題。長時間駐車していた車を近隣の方が不審に思い、警察に通報される。これは対象者本人ではなく周囲から発覚する典型例です。
- 撮影条件。雨・逆光・人混み・夜間。写ってはいても、顔が判別できる写真が撮れないことがあります。
- 交代時の引き継ぎ漏れ。長時間の調査では調査員が交代します。その際の情報の欠落。
- 対象者の突発的な行動。急に振り返る、引き返す、店から出てすぐタクシーに乗る。人が対応する以上、反応の遅れは生じ得ます。
- 複数の出入口。建物に裏口があることに気づかず、別の出口から出られる。
- ご依頼者側の行動の変化。これは尾行に限りませんが、調査を始めたことで態度や質問が変わり、そこから察知されるケースがあります。
念のため補足すると、これは「尾行が劣っている」という話ではありません。訓練を受けた調査員による尾行は、これらのリスクを織り込んで組み立てられています。ただ、人がやる以上、リスクの種類が多いということです。尾行が気づかれる仕組みについては探偵の尾行はなぜ気づかれるのかでも触れています。
リモート調査では、これらが構造的に発生しない
リモート調査では、設置した時点で画角と記録条件が固定されます。そのあとは機材が同じ条件で記録を続けるだけです。
- 見失うことがありません。そこに居続けるものは、そこに写ります。
- 距離の判断がありません。距離は設置時に決まっています。
- 近隣から不審に思われる長時間駐車が発生しません。
- 交代がないので、引き継ぎ漏れもありません。
- 対象者の突発的な行動に「反応が遅れる」ことがありません。記録は常に動いています。
- 調査員の体調や集中力に左右されません。
「人がいないから安い」だけでなく、「人がいないから、人に起因する失敗が起きない」というのが、この手法のもう一つの意味です。
ただし、失敗が消えるのではなく、勝負所が移る
正確に言うと、設置の1回にすべてがかかります。画角を外せば、24時間記録しても何も写りません。夜間の条件を見誤れば、夜の分が使えません。
つまり、判断の勝負所が「現場に立っている何時間」から「設置の瞬間」に移るということです。一度きりで、やり直しには再訪が必要になります。だから下見と設置に時間をかけますし、記録を確認して必要なら角度を調整します。
この点を隠して「リモートなら失敗しません」とは申し上げません。どちらの手法にも、外しうる場所があります。違うのは、それがどこにあるかです。
リモート調査の利点3:対象者に察知されにくい
人が現場に滞在する時間が短いほど、対象者や近隣の方に不審に思われる機会は減ります。リモート調査で調査員が現場にいるのは、設置と回収のときだけです。
尾行・張り込みの場合、調査時間のあいだ人や車が継続的にそこにいます。住宅街では、これは目立ちます。前述のとおり、発覚は対象者本人からではなく近隣から起きることがあります。「最近、見かけない車が停まっている」という会話が回れば、結局伝わります。
もちろん、どんな方法でも「絶対に気づかれない」とは申し上げられません。設置・回収の瞬間もゼロリスクではありません。ただ、現場に人が留まる総時間という点では、明確な差があります。
リモート調査でできないこと
ここは先にお伝えしておきたい部分です。リモート調査は万能ではありません。
- 移動先を追えません。対象者が車や電車で出かけた先で、誰とどこにいるかは分かりません。カメラは置いた場所しか見ていません。ここを確認するには尾行が必要です。
- 設置場所に制約があります。ご依頼者の権原が及ぶ範囲でしか設置できません。相手だけが使っている部屋や車には設置できません。この条件を満たせない場合、リモート調査は選べません。
- 画角に入らないものは記録されません。「何を確認したいのか」が曖昧なままだと、設置場所を決められません。逆に言えば、確認したいことが明確なら強い手法です。
- その期間に動きがある保証はありません。24時間記録しても、対象者が何もしなければ「何も無かった」という記録になります。これは尾行でも同じですが、費用が先に決まっているぶん、空振りの損失は小さく収まります。
- 屋内の様子を広く記録する用途には使えません。確認したいのは出入りや接触の有無であり、生活全般を撮ることが目的ではありません。無関係な方が広く写る設置は行いません。
- 現場との距離が効きます。設置・回収・角度の再調整のために現場へ足を運ぶ必要があるため、事務所から近いエリアほど、当日対応や急な追加調整がしやすくなります。
だから「併用」が現実的な解になる
実務でよく機能するのは、リモート調査で「いつ動くか」を掴んでから、その日に尾行を入れるという組み立てです。
先のケースBで見たとおり、いつ動くか分からない状態で尾行に張り付くと、待機時間の費用がかさみます。先に記録でパターンを掴めば、尾行の稼働を必要な時間だけに絞れます。「リモート調査か尾行か」ではなく「どういう順番で組むか」という話だと考えていただくのが近いです。
尾行・張り込み型の浮気調査との比較
| リモート調査(カメラ設置型) | 通常調査(尾行・張り込み型) | |
|---|---|---|
| やること | カメラを設置して記録する | 調査員が尾行・張り込みをする |
| 費用の決まり方 | 機材と設置作業が中心。時間で積み上がらない | 単価 × 人数 × 時間 + 諸経費 |
| 当社の料金 | 77,000円/24時間(交通費・経費は実費) | 19,800円/時間・最低3時間稼働+車両機材費22,000円(交通費・経費は実費) |
| 得意な場面 | 出入りの有無・時間帯・頻度を掴む。長期間の記録 | 移動先の特定。誰と会っているか。建物への出入り |
| 苦手な場面 | 移動先が追えない。設置場所に制約がある | いつ動くか不明な場合、待機時間の費用がかさむ |
| 失敗の起き方 | 設置の判断(画角・光・電源)に集約される | 尾行中の判断・撮影条件・通報など多岐にわたる |
| 現場にいる時間 | 設置と回収のときだけ | 調査時間のあいだ継続的に |
| 記録の量 | 24時間・連日の連続した記録 | 稼働した時間ぶんの記録 |
| 費用の見通し | 先に上限が決まる | 時間が延びると増える |
| 空振りしたときの損失 | 小さい(費用が先に決まっている) | 大きい(稼働時間ぶんかかる) |
どちらが優れているという話ではなく、確認したいことが違えば選ぶ手法も違うというだけのことです。リモート調査プランの内容・条件はリモート調査の案内ページにまとめています。
リモート調査が向いている方・向いていない方
向いている方
- いつ動くのかが読めない方。曜日も時間帯も分からない状態で尾行を入れると、待機時間ぶんの費用がそのままかかります。まず記録して動きのパターンを掴むほうが、結果的に安く済むことが多いです。これがいちばん多いケースです。
- 自宅への出入りが気になっている方。留守にしている時間に誰か来ているのではないか、という疑いは、カメラの得意分野です。
- 夜間・深夜に動きがありそうな方。夜間の尾行は人手も費用もかかり、撮影条件も厳しくなります。記録なら時間帯を問いません。
- 費用の上限を先に決めておきたい方。時間で積み上がらないため、総額の見通しが立てやすくなります。「気づいたら想定の倍になっていた」という事態を避けたい方に向いています。
- ある程度の期間の記録が必要な方。単発ではなく継続していることを示したい場合、連日の記録が意味を持ちます。1日だけの尾行では「その日そうだった」ことしか分かりません。
- ご自身が出張・入院などで家を離れている方。現地にいなくても記録が残ります。
- すでに一度、自分で確かめようとして失敗している方。警戒されている状態では、人が近づく手法ほど察知されやすくなります。
向いていない方
- 日時がすでに特定できていて、外での接触を押さえたい方。「今週の金曜に会うらしい」と分かっているなら、その日に尾行を入れるほうが確実です。
- 移動先での行動を押さえたい方。どこで誰と会っているかは尾行の領域です。
- 設置できる場所がない方。ご依頼者の権原が及ぶ範囲に適した場所がない場合、リモート調査は選べません。この場合は正直にそうお伝えします。
- すでに相手が自宅に寄り付かなくなっている方。自宅に動きがないなら、自宅の記録からは何も出ません。
- 確認したいことがまだ言葉になっていない方。これは「向いていない」というより、順番が先にあるという意味です。まずご相談の中で整理することから始めます。
判断の目安
ごく単純化すると、次のような分かれ方になります。
- 確認したいのが「いつ・どのくらいの頻度で」→ リモート調査
- 確認したいのが「どこで・誰と」→ 尾行
- 両方→ リモート調査で時期を掴んでから尾行(併用)
ご自身がどれに当たるのか判断しにくいと思います。お見積もりとご相談は無料で、匿名でも承っています。お話を伺った結果、調査が不要だと判断した場合はそうお伝えします。ご依頼を決めていない段階のご相談で構いません。無料相談フォームまたはお電話(048-933-9980/365日24時間受付)からどうぞ。
浮気の証拠になるもの・なりにくいもの
ここは誤解が多い部分で、しかもどの手法を選ぶかに直結します。「証拠さえあれば」と考えて動き始める方が多いのですが、何が証拠として意味を持つのかを先に知っておいたほうが、無駄な動きが減ります。
「何をどう示したいのか」で必要なものが変わる
一般的な整理として、不貞行為を示す場面では「肉体関係があったと推認できる状況」が求められるとされています。「怪しい」「親密そうだ」という印象だけでは足りないと判断されることが多い、という意味です。
そのため、次のような要素が重視されると言われています。
- 日時が特定できるか。「いつ」が分からない記録は、他の事実と結び付けられません。
- 人物が判別できるか。顔が分かる大きさで写っているか。後ろ姿や影では弱くなります。
- 場所と滞在時間が分かるか。どこに入って、どれだけいたのか。
- 継続性・反復性があるか。1回きりなのか、繰り返されているのか。ここがカメラの記録が効いてくるところです。
ただし、最終的に何がどう評価されるかは、目的(話し合い・調停・裁判など)や事案の内容によって変わります。「これがあれば必ず大丈夫」と言えるものはありません。具体的な見通しについては弁護士にご相談ください。当社でも必要に応じて弁護士事務所へお繋ぎしています。証拠の種類ごとの整理は不倫の証拠となるものとならないもので詳しく扱っていますので、あわせてご覧ください。ここではリモート調査の記録で何が示せるのかに絞って続けます。
リモート調査の記録で示せること
- 出入りの日時。何時に来て、何時に出たか。
- 滞在時間。短時間の来訪なのか、長時間なのか。
- 同行者の存在。誰と一緒に入ったのか。
- 頻度と継続性。連日記録するからこそ、「週に何回」「何週間続いているか」が見えます。これは1日だけの尾行では出てこない情報です。
- パターン。曜日・時間帯の傾向。次の調査の設計に直結します。
リモート調査では示せないこと
- 移動先での行動。外出したあと、どこで誰と会っていたか。ここは尾行の領域です。
- 屋内で何があったか。当社は屋内の生活を広く撮る設置は行いません。示せるのは出入りと滞在の事実です。
- 相手の身元。写っている人物が誰なのかを特定する作業は、別の調査になります。
自分で集めたものが「使いにくい」ことがある理由
「浮気 証拠 ライン」「浮気 証拠 スマホ」といった検索が多いのですが、ここには2つの問題があります。
ひとつは内容の問題です。メッセージの文面だけでは、親密さは伝わっても、それ以上のことを示すには足りないと判断されることがあります。
もうひとつは取得方法の問題です。相手の端末のロックを解除して中身を見る行為は、状況によっては法律に触れる可能性があります。そして「どうやって手に入れたのか」を問われる立場になると、話の焦点が本来の論点から逸れます。詳しくは浮気調査の前にやってはいけないことをご覧ください。
逆に言えば、「適法な方法で取得された、日時が特定できる記録」であることに意味があります。探偵業者に依頼する価値は、写真そのものより、この点にあると考えています。
調査の期間はどのくらい必要か
「浮気調査 期間」もよく検索される項目です。結論は「確認したいことによって変わる」のですが、それだけでは役に立たないので、段階ごとに整理します。
3つのパターン
- 日時が特定できている場合——短期間で済みます。「今週の金曜」と分かっているなら、その日に絞ればよい。尾行の出番です。
- パターンが未知の場合——まず記録から始めます。いつ動くか分からない状態で日を狙うのは、当たるまで費用が積み上がる進め方になります。リモート調査で数日ぶんを記録して傾向を掴むほうが、総額を抑えやすくなります。
- 継続性を示したい場合——複数回に分けて記録します。1回の記録では「その日そうだった」ことしか分かりません。反復を示すには、期間を空けた複数回の記録が必要になります。
リモート調査は24時間単位で足していける
これが実務上いちばん大きい点です。最初から「何日ぶん」と決めなくても、1回分(24時間)で様子を見て、必要に応じて追加するという進め方ができます。記録を確認した結果、「もう十分です」とお伝えすることもあります。
尾行の場合は「その日に動きがあるかどうか」に賭ける形になるため、この段階的な進め方が取りにくくなります。ここが期間の読めない案件でリモート調査が向いている理由です。
長引く要因
- 相手の生活リズムが不規則。シフト勤務、出張が多い、在宅勤務が混ざるなど。
- 相手がすでに警戒している。過去に問い詰めた、スマホを見たことがある、といった経緯があると、行動が慎重になります。
- 繁忙期・長期休暇。生活パターンが通常と違う時期は、傾向が読みにくくなります。
- 確認したいことが複数ある。「誰と」「どこで」「いつから」を全部同時に、という依頼は期間も費用もかかります。
依頼するタイミング
よく聞かれるので書いておきます。相手を問い詰める前が、調査としてはやりやすいタイミングです。一度警戒されると行動が変わるため、それ以前の状態のほうが記録が取りやすくなります。
ただ、「疑いが確信に近づいたときに、もう我慢できずに聞いてしまう」のは自然なことだと思います。すでに問い詰めてしまった場合でも、打つ手がなくなるわけではありません。その状態を前提にした組み立てをご提案します。
ご相談から報告までの流れ
- ご相談(無料・匿名可)。お電話またはフォームから。いま分かっていること、確認したいことを伺います。この段階で費用はかかりません。
- 手法のご提案とお見積もり(無料)。リモート調査が適しているか、尾行が必要か、併用か。追加費用が発生する条件と、実費の範囲を書面でお示しします。
- ご契約。探偵業法に基づく重要事項の説明と書面の取り交わしを行います。
- 下見・設置。前述の5つの条件を見て設置します。
- 記録・中間のご報告。必要に応じて角度調整や期間の延長をご相談します。
- 回収。
- 報告書のお渡し。日時が特定できる形でまとめます。必要に応じて弁護士事務所へお繋ぎします。
全体の流れはご利用の流れにも掲載しています。
費用を抑えるために、ご依頼者側でできること
手法の選択とは別に、依頼する側の準備で費用が変わる部分があります。
- 確認したいことを一つに絞る。「全部知りたい」は、費用がいちばんかかる依頼になります。何が分かれば次に進めるのかを決めておくと、調査の設計が絞れます。
- すでに分かっていることを全部伝える。勤務先、帰宅時間の傾向、車の有無、使っている駅。断片でも構いません。情報が多いほど、調査に必要な時間が短くなります。
- 自分で動かない。スマホを見る、GPSを付ける、後をつける。これらは法律に触れる可能性があるうえ、気づかれた時点で調査が難しくなり、結果的に費用が増えます。
- 態度を変えない。調査を始めたことによるご自身の変化から察知されるケースがあります。難しいことですが、ここは効きます。
- 段階を分ける。最初から大きく頼まず、まず1回分で様子を見て、必要に応じて追加する。リモート調査は24時間単位なので、この進め方ができます。
業者を選ぶときに確認したいこと
当社に限らず、探偵業者に依頼するときに見ておくとよい点をまとめます。
- 探偵業の届出番号が明示されているか。探偵業を営むには公安委員会への届出が必要です。番号が書かれていない場合は確認してください。当社は埼玉県公安委員会 第43230060号です。
- 料金の内訳が式として説明されるか。「一式いくら」ではなく、何にいくらかかるのかが分かる形になっているか。
- 追加費用が発生する条件が書面にあるか。ここが曖昧な見積もりは、業者を選ぶ段階で避けるべき最大のポイントです。
- 実費の範囲が明示されているか。交通費、駐車料金、機材費。「出張料金」という名目があるのかどうかも確認してください。
- 「必ず証拠が取れる」と言わないか。結果は対象者の行動次第です。断定する業者は慎重に見たほうがよいと考えています。
- 報告書の形式を見せてもらえるか。日時が特定できる形式になっているか。
- できないことを言うか。手法の制約を説明しない業者は、契約後に齟齬が出やすいです。
リモート調査は浮気調査以外にも使えるのか
「人が張り付く代わりに記録する」という手法なので、対象が動く場所が決まっている調査であれば、浮気調査以外でも機能します。ご相談の中で実際に出てくるものを挙げます。
素行調査
交際相手や結婚を考えている相手の生活実態、家族の行動の確認など。「言っている生活と実際が合っているか」を確認したい場面です。生活のパターンを把握したいという目的は、連続した記録と相性がよい部分です。詳しくは素行調査をご覧ください。
ストーカー・付きまとい対策
自宅周辺に誰かが来ている、郵便物や車に何かされている、といったご相談です。「いつ、誰が来ているのか」が分からないと相談も届出も難しいため、記録が起点になります。この用途では、依頼者ご自身の住居という設置の条件が整っていることが多く、リモート調査が使いやすい場面です。ストーカー対策もあわせてご覧ください。
企業からのご依頼
自社の敷地・施設における確認など、依頼者に権原がある場所での調査です。権原の所在がはっきりしているため、設置の条件を整えやすい類型です。詳しくは企業調査をご覧ください。
いずれの場合も「ご依頼者の権原が及ぶ範囲に設置できるか」という条件は変わりません。ここが満たせない依頼はお受けできませんので、まずご相談の中で確認させてください。当社で扱っている調査の一覧は対応可能調査にまとめています。
よくある5つの誤解
誤解1「カメラを置けば、必ず何か写る」
写るのは画角に入ったものだけです。カメラは人間の目より視野が狭く、思ったほど広く入りません。そして対象者が動かなければ、24時間記録しても何も起きていない記録になります。「置けば写る」ではなく、「何を確認したいかを決めて、その場所を選ぶ」作業です。
誤解2「安いぶん、質の低い調査なのではないか」
料金が違うのは手法が違うからで、手を抜いているからではありません。尾行の費用の大半は調査員の拘束時間ですが、リモート調査ではその拘束が発生しません。削っているのは人件費であって、調査の内容ではありません。
ただし、安く済むのは「その手法が合っている場合」だけです。移動先を追いたいのにリモート調査を選べば、安いかどうか以前に目的を達成できません。
誤解3「24時間ずっと見張ってもらえる」
人が24時間モニターを見ているわけではありません。機材が24時間記録し、その記録を当社が確認するという形です。「常に人が監視している」わけではないので、進行中にリアルタイムでご連絡できるとは限りません。
誤解4「探偵に頼めば確実に証拠が取れる」
結果は対象者の行動次第です。動いていなければ、どの手法でも記録は残りません。「必ず取れます」と言う業者は、慎重に見たほうがよいと考えています。当社では、可能性が低いと判断した場合はその見通しを先にお伝えします。調査が不要だと思えば、そう申し上げます。
誤解5「料金が高い業者のほうが確実」
金額の大小より、料金の内訳と追加費用の条件が書面で明示されているかを見てください。総額が大きく見えても内訳が説明されている見積もりのほうが、安く見えて条件が曖昧な見積もりより安全です。あとから増える部分が書かれているかどうかが、判断のポイントです。
よくあるご質問
カメラの設置は違法にならないのですか
当社は探偵業の届出をしている事業者(埼玉県公安委員会 第43230060号)として、ご依頼者の権原が及ぶ範囲で設置を行います。打ち合わせの段階で、どこに設置できるのかを必ず確認します。適法に設置できないと判断した場合は、その旨をお伝えして別の方法をご提案します。個別の法的判断が必要な場合は弁護士事務所へお繋ぎすることもできます。
記録は証拠として使えますか
何をどこまで示せるかは、写っている内容・日時の特定性・目的によって変わります。どのような記録であっても「必ず有効な証拠になる」と申し上げることはできません。そのため当社では、報告書の作成段階で日時が特定できる形にまとめ、使い方については弁護士事務所と連携してご案内しています。
どのくらいの期間が必要ですか
確認したいことによって変わります。「特定の日に動きがあるか」なら短期間で済みますが、「継続しているか」を見るなら複数回の記録が必要になります。リモート調査は24時間単位なので、まず1回分で様子を見て、必要に応じて追加するという進め方ができます。
尾行と併用できますか
できます。むしろ併用が効果的な場面が多いです。リモート調査で動きのある時間帯を掴み、その時間に絞って尾行を入れると、尾行の稼働時間を短くできます。
相手に気づかれませんか
気づかれないよう設置場所と機材を選びますが、どんな方法でも「絶対に気づかれない」とは申し上げられません。ただ、調査員が長時間現場に滞在しないという点で、尾行・張り込みより察知される機会は少なくなります。
自分で買ったカメラを設置してもらえますか
お持ちの機器の設置代行は行っていません。リモート調査は、探偵仕様に特殊改良した機材であることを前提に設計しているためです。夜間の発光、記録の継続性、形状。市販品では満たせない条件があるため、機材込みのプランとしてご案内しています。
記録をリアルタイムで見ることはできますか
調査の性質上、記録の取り扱いは当社が管理し、確認した内容を報告の形でお伝えしています。ご依頼者が常時映像を見る運用にはしていません。記録の管理方法についてはご契約時にご説明します。
何も写らなかった場合、費用はどうなりますか
リモート調査は24時間の記録に対する料金なので、記録に動きがなかった場合も料金は発生します。ただし「何も無かった」ことが分かるのも一つの結果です。そして費用が先に決まっているため、空振りの損失は尾行より小さく収まります。追加するかどうかは、記録を確認したうえでご相談いただけます。
遠方でも依頼できますか
全国からのご依頼に対応しており、出張料金という名目の費用はいただいていません。かかるのは交通費などの実費のみです。ただし前述のとおり、リモート調査は設置・回収で現場へ足を運ぶため、事務所から近いエリアほど当日対応や急な再調整がしやすくなります。遠方の場合は、その点を含めて見積もりの段階でご説明します。
設置したことが、あとで相手に分かってしまいませんか
回収したあとに機材が残ることはありません。ただし、記録を使う段階になれば、どのように取得したものかを説明する場面は出てきます。だからこそ、適法に設置できる範囲でしか行わない、という前提が重要になります。ご依頼者の権原が及ぶ場所で、無関係な第三者が広く写らない形で記録している——この点を説明できる状態にしておくこと自体が、記録の価値を支えています。
家族に知られずに依頼できますか
ご相談は匿名でも承っています。書類のお渡し方法やご連絡の時間帯・手段についても、ご希望に合わせて調整します。ご相談の段階で「この電話番号にはかけないでほしい」「この時間帯は避けてほしい」といったご指定をいただいて構いません。個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーに定めています。
相談したら、依頼しないといけませんか
そのようなことはありません。ご相談とお見積もりは無料で、匿名でも承っています。お話を伺った結果、調査が不要だと判断した場合はそうお伝えします。「依頼するかどうかを決めていない」段階のご相談が、実際に最も多いです。
記録が出たあと、出なかったあと
調査の話はここで終わりがちですが、実際にはこのあとがあります。ご相談を受けていて、「取れたらどうするか」を決めていない方が多いと感じます。先に触れておきます。
記録が出た場合
選べる道はいくつかあります。離婚に進む、条件を交渉する、関係を続けたうえで話し合う、何もしないで持っておく。どれも選択肢です。
ここで大事なのは、記録を手にした直後に相手へぶつけるのが、必ずしも有利ではないということです。交渉の準備をする前に切り出すと、相手が先に動いてしまうことがあります。当社では報告書のお渡しと同時に、必要に応じて弁護士事務所へお繋ぎしています。「何をしたいか」から逆算して順番を決めるほうが、結果的に負担が小さくなります。
なお、当社から「離婚したほうがよい」といった方向の話をすることはありません。決めるのはご依頼者です。当社の役割は、判断するための事実をお渡しすることです。
記録が出なかった場合
「何も無かった」という結果も、ひとつの結果です。疑いを抱えたまま過ごす時間そのものが負担なので、その期間について確認できた、という意味はあります。
そのうえで、次の判断は3つに分かれます。期間や条件を変えて続ける、手法を変える(尾行を入れる)、いったん止める。記録から何も出なかった場合、当社では理由の見当をお伝えします。「自宅には来ていないが、外で会っている可能性がある」なら尾行を提案しますし、「調査を続ける意味が薄い」と考えたときは、そう申し上げます。続ければ費用は発生しますが、それをお勧めはしません。
まとめ
- リモート調査は、調査員の張り込みをカメラの記録に置き換える調査方法です。一般にはまだ知られていない言葉ですが、やっていることは「下見して、設置して、記録して、回収して、報告する」というシンプルなものです。
- 費用の構造が変わります。時間で積み上がらないため、いつ動くか分からない場合に差が出ます(当社は77,000円/24時間・交通費等は実費)。
- 人の判断に起因する失敗が起きません。見失う・近隣から不審に思われる・引き継ぎが漏れる、といった尾行特有の失敗がなくなります。かわりに設置の1回が勝負所になります。
- 移動先は追えません。誰とどこで会っているかを確認するには尾行が必要で、両者の併用が現実的な解になることが多いです。
- 自分でカメラを置くのはおすすめしません。設置場所によっては法律に触れる可能性があり、何より一度気づかれると以降の調査が難しくなります。
- 迷ったときの目安は、「いつ・どのくらい」を知りたいならリモート調査、「どこで・誰と」を知りたいなら尾行です。
当社は埼玉県三郷市に事務所を置き、八潮市・吉川市・草加市・越谷市などの埼玉県東部と、東京都葛飾区・足立区、千葉県松戸市・流山市を中心に対応しています。リモート調査は設置と回収で現場へ足を運ぶため、事務所から近いエリアほど動きやすくなります。対応範囲は対応エリアをご覧ください。
まだ「依頼するかどうか」を決めていなくて構いません。ご相談とお見積もりは無料、匿名でも承っています。無料相談フォーム、またはお電話 048-933-9980(365日24時間受付)へどうぞ。リモート調査プランの詳細はリモート調査の案内ページ、他の調査メニューは浮気調査についてをご覧ください。
本記事は一般的な情報の整理であり、個別の事案についての法的助言ではありません。法令の解釈や具体的なご事情の判断については、弁護士にご相談ください。
